calculation128_128交通事故の過失相殺の基準となる過失割合とその加算要素と減算要素を解説します。今回は「信号機のない交差点の広路×狭路の直進車」での過失割合と加算要素と減算要素です。

信号機のない交差点の広路×狭路の直進車の過失割合

状況

状況車A車B車Aの過失割合車Bの過失割合
直進車同士の事故広路狭路20%80%
直進車同士の事故広路狭路・減速40%60%
直進車同士の事故広路・減速狭路10%90%
直進車同士の事故優先道路劣後道路10%90%

解説

直進車同士の信号機のない交差点では、優先されるのは「左方車(左から来る車)」でした。

今回は「道路の幅」「優先道路か否か?」でも過失割合が変わってくることに対する解説です。

優先道路と劣後道路では、優先道路がどんな状況化であっても、強く優先されます、。そのため、直進車同士の事故であっても、基本的には「10%:90%」という割合で劣後道路の車の方が過失割合が大きく設定されているのです。

基本的には減速の有無に関わらず優先道路の方が優先されることになります。

一方、明らかに広い道路と狭い道路の場合は、広い道路が優先されます。しかし、これは優先道路ほどの強い優位性ではありませんので、過失割合は「20%:80%」となっています。

また、広い道路と狭い道路の場合は減速の有無によって、過失割合が大きく変動します。当然、減速をしていた方の過失割合が小さくなります。

信号機のない交差点の広路×狭路の直進車の加算要素と減算要素

Aに対する加算要素(最大+20%)

  • Bが明らかに先行進入
  • Aが大型車
  • Aの著しい過失
  • Aの重過失

Aに対する減算要素(最大-20%)

  • Bが大型車
  • Bの著しい過失
  • Bの重過失

まとめ

信号機のない交差点では「左方車(左から来る車)」が優先でしたが、優先道路や明らかに広い道路の場合、優先道路や明らかに広い道路を走っている車の方が優先になるのです。また、優先道路の方が広い道路よりも、優位性があり、劣後道路から進入した車の過失割合は大きく設定されています。