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交通事故の過失割合/横断歩道直近横断の歩行者×横断歩道進入直後の車

交通事故の過失相殺の基準となる過失割合とその加算要素と減算要素を解説します。今回は「横断歩道直近横断の歩行者×横断歩道進入直後の車」での過失割合と加算要素と減算要素です。

横断歩道直近横断の歩行者×横断歩道進入直後の車の過失割合

状況

歩行者 右左折車 歩行者の過失割合
青で横断開始 赤で進入 5%
黄で横断開始 赤で進入 15%
赤で横断開始 青で進入 70%
赤で横断開始 黄で進入 50%
赤で横断開始 赤で進入 25%

解説

信号機が設置されている横断歩道の付近で起きた事故に関しては、歩行者の過失割合が通常よりも大きくなります。

「信号機が設置されている横断歩道があるのであれば、歩行者は横断歩道上を横断しなければならない。」と考えられるので、わざわざ信号機が設置されている横断歩道でない道路を横断することは歩行者の過失が大きいと考えられるからです。

「横断歩道直近」というのがどこを指すのか?というと

幹線道路 15~20m以内
それ以外の道路 10~15m以内

を指します。ただし、道路の幅や環境によって変わってきます。

横断歩道直近横断の歩行者×横断歩道進入直後の車の加算要素と減算要素

加算要素(最大+10%)※車が青で進入した場合は考慮されない

減算要素(最大-30%)

まとめ

信号機が設置されている横断歩道が近くにあるのであれば、横断歩道を渡りなさいということです。

近くに信号機が設置されている横断歩道があるのに、その横断歩道を利用せずに道路を直進して、事故に遭ったのであれば歩行者の過失割合は大きくなってしまうのです。